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ヨーロッパ企画presents★加藤啓アワー「私、光ってなかった?」

2011年11月04日 03:44

京都限定公演で見られなかった方も多いと思うので、気合い入れてレポっていきたいと思います。
一言で表すと、おバカで素敵な不条理コメディー。
いい大人が本気で暴れまくるっていうのは最高に面白いね!愛しいね!!
ものすごい勢いでぶっ飛んでて、下ネタも不快感なく笑い飛ばせるアワーでした。
加藤啓アワー

ある男が銭湯にやってきた。彼の名はムネオ(永野)。
男湯に入ろうとしたところ、「おまえふざけてんのか」と言われ、何故か止められてしまう。
ムネオ「なんでですかー!」
主人(中村)「おまえはアレだろうがよ!!」
恐る恐る、桶で隠していた股間を見てみると・・・「無ーい!!何で!?落とした!?」
「俺…じゃなくて、私、こっちだ」と言って、今度は女湯に入ろうとするが、またもや止められてしまう。
一体どうすればいいのか・・・。
「き○たま探さねば~♪」と歌っていると、謎の紳士(加藤)がやってきた。
紳士「入らなくていいんですか?お風呂。」
紳士が男湯と女湯の間の空間をこじ開けると、そこには「ゆ」ではなく「ぬ」という暖簾が。
ムネオ「ぬー!?何それ!」
紳士「聞いてどうする。どうせ入るくせに。くるりも入ったぞ。サッカーのトシも入った。」
ムネオ「それトシじゃなくてヒデでしょ!」
ムネオは「ぬ」の世界へ飛び込み、ムネコとして光ることを宣言する。

永野さん、開演早々の全裸である。
劇中何度もおバカな歌を熱唱するんだけど、どれも面白い。サントラ出してほしいくらい。
何気に全員ギター弾けるっていうのがカッコイイよね。
オープニングのかっこよさが異常。啓さんのセンスが素晴らしすぎる。

リキくん(本多)「うるさいよ」
ムネコ「ごめん。私、がんばって軽くなるから」
リキくん「そういうところが重いんだよ」
リキくんはドMのくせに傲慢で、厄介な性格。
一方、ムネコの方にも変な癖がたくさんある。
瓶を吸って口の周りに跡をつけたり、何にでもコンソメを入れたり、両腕に腕時計をはめてバランスをとったり、服を裏返して裏地を見たがったり、興奮すると屈伸したり、カナブンが大量に寄ってきたり・・・
ムネコはリキくんのために尽くしてきたが、リキくんはムネコのことを受け入れてくれない。
リキくん「他に好きな子ができました」
ムネコ「なんで~!!なんで~~!!」(暴れる)
リキくん「好きなら俺を叩けよ!もっと強く!!Sで応えてみろよ!!」
ムネコ「何でこんなことさせるの?酷い!」
泣きながら謎のステップを踏むムネコ。「ついていけねえよ」と言われ、結局捨てられてしまった。

だんだん女装の永野さんが可愛く見えてくるというね・・・。
泣きながら屈伸したり変なステップ踏むのが、ヘンテコカワイイ。

ムネコはリキくんを忘れるため、船に乗って旅立った。
「き○たま~無いんだも~ん♪」と歌っていると、「船長ちょう」と名乗る男(加藤)がやってきた。
船長ちょう「波が高くて揺れますのでお気を付けください。しかし、それ以上に危険なのは貴女かもしれない。貴女に溺れてしまわぬよう、気をつけなければ!!船長ちょうの仕事は、恋をすることなのです。」
愛の歌を熱唱し、ものすごい勢いで迫ってくる船長ちょう。「もうすぐ島に到着します。一緒に暮らしてくれませんか?」
本気になって希望を掴んだと思った瞬間、船から降りたのはムネコだけで・・・遠ざかっていく船。
船長ちょう「本日はご乗船有難うございました。楽しんでいただけたようで嬉しいです!」
ムネコ「私・・・またやっちゃった・・・?」

情熱的な啓さんがカッコよすぎる。船乗りなのに吐いちゃったりしてるけど(笑)
あんなこと言われたら誰でもキュンとせずにはいられないよね。

島では酒井歌舞伎という舞台が上演されていた。
第一幕「追う男、逃げる女」
酒井「あ、待~て~」
本多「い~や~」
を延々と繰り返しただけで終了。

第二幕「博士とロボット」
酒井「い~ざ~、スイッチ~オ~ン~」
本多「ガチャーンガチャアーン」
酒井「あ、大成功~」
黒子(加藤)「ドッキリ」
本多「ガチャンガチャーーン!!」
黒子「暴走する機械」
酒井「緊急停止スイッチを~つけ忘れたぁ~」
黒子「うっかり屋」
酒井「待~て~」
また追いかけて終了。

第三幕「玉一玉二の大脱出」
主人の袋から脱出することに決めた、光り輝く玉の兄弟。
酒井「見事下の毛~」
本多「討ちとったり~」
絡まった毛を振りほどき、外の世界へ転がり飛び出す兄弟。
「一方、当の主人は、気づかずに鼻くそをほ~じほ~じ~」
「主人の名はムネオ。銭湯に行ってようやく気付くという大馬鹿者~」
黒子「あほ屋」
ムネコ「これ私のことじゃないの!なにこれどうなってるの?」
その後の話が気になるのに、第一部が終了し、第二部は歌謡ショー。
踊り狂うムネコ。「一人で馬鹿みたい!誰か助けて!」

酒井さんの見事な歌舞伎口調や変顔はもちろん、一生懸命大声出して顔が真っ赤になってる本多さんや、無表情で合いの手を呟く啓さんも最高に面白い。
この公演を始めて知った時から、チラシのコメントに書いてあった「酒井歌舞伎」が気になって気になって仕方なかったんだけど、こりゃーすごいものを開発しましたね(笑)
啓さんが「アシモ」とか言ってて爆笑。まさか歌舞伎にロボットが出てくるとは・・・。
毛を頭にくっつけてぐるんぐるん回転させる二人なんて、傑作としか言いようがない。

ヤシの実のジュースを飲みながら休憩するムネコ。
すると、仲よさげな男女がやってくる。
男(本多)「君に言わなきゃいけないことがあるんだ。君のことが好きです!でも僕、実は地底人なんだ」
地底人は、地上の人間に触られると溶けてしまうらしい。だから、今まで触らせないように気をつけてきた。
女(加藤)「私たち、付き合えないのかなあ・・・」
男「一つだけ方法がある。地底で結婚して地底で暮らせば大丈夫なんだ。もしそれがだめなら、今ここで僕に触れて僕を消してほしい。君にだったら消されてもいいんだ」
女は誤ってつまらないところに触ってしまい、地底人は溶けてしまう。
女「え!?あっ!!」
男「わ~!好きだよ~!大好きだよ~」
驚き悲しむ女。「でも彼に愛を打ち明けられた時の私、光ってなかった?」
ムネコ「ちょっと何言ってんのあんた!」
そして、取り残された女とムネコは「ブス」だの「ビチョビチョのブス」だの言い合って、地味な喧嘩をする。

まさかの地底人。唐突すぎる地底人。
このシーンは演劇的にツッコミどころ満載で、ムネコが客席目線でずっとツッコミを入れている。
大事な台詞を言う所で立ち位置を被らせて客席から顔を見えなくしたり、地底人が真面目な告白をしてる最中に女が舞台の端で水分補給してたり、袖にハケて何か食べてたり、一人のお客さんに向けて話しかけたり。

ムネオの中学時代の話。
全然モテなかった。野球部だった。散らかってる部室を見て「私が片付けなきゃ★」と思った。
ドキドキしたくて壁をピンク色に塗ってみた。そうしていると、先輩(中村)が現れた。
先輩「おまえが塗ったのか。体罰だな。スライディングの練習に付き合え」
何故か妙な流れで練習に。
ムネオ「セーフです!」
先輩「いや・・・アウトだ」
ムネオ「何で・・・!また練習につき合わせてください」
先輩「駄目だ。バレたら笑われる。会社居られなくなる。」
ムネオ「中学生でしょ!?」
気まずいことになり、その後も活躍できず、マネージャーになった。
調子悪かった選手を呼び出して、千本ノックとかいろいろ練習した。
山田君というカッコいい部員がいて、なんだかその人のことが好きだった。
二人でブンブンバットを振り続けていたら、いつの間にかカナブンが寄ってきた。
カナブンに向かってバットを振り続けて、気がついたら一人で知らない町にいた。
不意に情熱大陸のテーマが流れてくる。酒井歌舞伎の座長がインタビューを受けている。
スタッフ「なぜそこまで歌舞伎にこだわるんですか」
座長「歌舞伎にこだわってはいません。こだわりを歌舞いているのです。歌舞伎をやってる時の私、光ってなかった?」
ムネコ「ちょっとー!そのフレーズ!!」

オカマ気質だったムネオの過去。ムネオになったりムネコになったり、忙しい永野さん。
カナブンを追って知らない町に来ちゃった時の幻想的な雰囲気が素敵。
いろんな人に「私、光ってなかった?」の台詞を取られちゃって可哀想なムネコ(笑)

運命の男を探し求めて走るムネコ。
イルカ(本多)「こんにちは~!アリーナ-!」酷い替え歌を歌うニセイルカ。
突如銃声が聞こえて、謎の外人(加藤)登場。支離滅裂なことを言って、銃を撃ちながら去っていく。
今度は撃たれた女性(酒井)が登場。「あなたにこれをあげる・・・」
それは、二つの金の玉だった。それぞれに右、左と書いてあり、「ムネオ」と記名されている。
「これ私の!?どうしよう・・・持て余しちゃう」
乞食(中村)「向こうで野球やってるんでそのボールください」
ムネコ「でも、今度こそ手放しちゃいけないと思うの・・・大事に箱にしまっておきたいの」
乞食「馬鹿ー!おまえこれ使う気あるのか?ただ欲しいだなんて必要としてないんだろ!本当に必要な時がきたら、この電話番号に電話するんだな」
乞食は玉を奪って去ってしまった。そこに、謎の男(本多)がやってくる。
男「それより僕と踊りません?」
長いTシャツを着ている男。突然「シュッ!」とパンツを降ろしながらしゃがみ、「パーン!」とパンツを上げながらジャンプする。
挙句の果てに、パンツの後ろの部分を広げて「乗車口です、お早くお乗りくださーい」と電車ごっこを始める。
運転手「本日は、お沈沈電車に御乗車いただき有難うございます!下に潜って参ります!」
<ツッコミステーション>
妖怪酒井があらゆるものにツッコミを入れる。
更に、本多と酒井が連結し、その後ろにムネコが乗って、再出発。
<モグラ退治センター>
葉っぱの傘を持ったセンター長(加藤)が登場。今日からムネコもここで働くことに。
センター長「遅刻は許しません。12時間前に来てください、遅刻したら絶対に殺しますので!」
モグラが出たら素手で捕まえる。だが、何度捕まえても、袋に閉じ込めても、モグラはニュルっと逃げてしまう。
またもや連結し、4人になった電車が再出発。
<思い出波止場>
ジャン(中村)「ここにいたのかいムネオ!危ないぞ!鬼教官に見つかったら殺されるぞ!一緒に逃げよう」
両想いらしい二人。走って逃げだそうとするが、鬼教官に見つかってしまう。
樹のフリをして誤魔化そうとするが、ジャンは撃たれてしまう。「逃げるんだムネオー!」
ムネコ「こんな思い出があったかどうかはわからない。私、何で走ってるんですか?まだ私、光ってませんか?」

怒濤のような展開。
だんだん人数が増えて行くおバカな電車がヤバい。
電車大好きなのにこのシーンに出られなかったまことさんは、舞台裏で「俺も電車やりたいな~」と羨ましがっているとか。
全然妖怪っぽくない、カジュアルな妖怪酒井さん。一番ツッコミむべき人(本多さん)に対してはスルー(笑)
センター長の滑舌悪いキャラが面白い。超笑顔で「遅刻したら殺します」って!

いつの間にか、どこかのアトリエで絵のモデルをやっているムネコ。
本多「何なんだ君は。こんな紙には収まらない!言葉が溢れ出てくる!インスピレーション!」
酒井「君を見てると僕のイメージが溢れだしてくる!オブジェだ!塔を作ろう!」
加藤「酷すぎるよ!目が潰れるよ!何でそんなに輝いてるんだ!君の映画を撮ろう!」
ムネコを褒めまくる3人の芸術家。「インスピレーショーン♪」
しかし、3人の興味は徐々に違うものに移っていく。
スーパーマン酒井が活躍する映画。何故かムネコは長淵役で出演。
興奮して芸術論を語りまくる3人。「ビッグバーン!!」テンション上がり過ぎて、一斉に倒れる3人。
ムネコ「何なのよ・・・明りを消さないで!私をずっと見ててよ!」

3人が一斉にいろんなことを喋りまくるので、面白いことたくさん言ってたのに記憶しきれない!\(^o^)/
本多さんの妙なポエム(ふくらはぎから逆流した羞恥心が鎖骨に溜まって琵琶湖と成った)とか、酒井さんのナルシストキャラ(君の瞳に映った僕はなんて美しいんだ)とか、目を潰して座頭市になっちゃう啓さんとか、盛りだくさん。

乞食に教えてもらった電話番号に電話をかけ、再会し、玉を返してもらおうとするムネコ。
しかし「そんなものはもう無いよ」と言われてしまう。ホームランを打たれ、二球とも飛んで行ってしまったのだ。
ムネコ「何してくれてんのよ!返してよ!私をムネオに戻してよ!」
紳士「もう駄目だな。ガッカリだね。おまえにはムネコ役はもったいない。おまえはもう誰でもねえよ。」
<ムネコ役、中村まことに変更>
中村「やりたかったこの役!ムネコもうウジウジしない!う○こみたいな恋しない!玉ついてるけど、ニュームネコの誕生よ!」
リキくん「うるさいよ」(最初のシーンと同じように)
ニュームネコ「・・・」無言でリキくんを引っ叩く。強く。更に強く。喜ぶリキくん。
ムネコ「嫌~!止めて~!!」
様々な方法で男を食いまくる、最低なニュームネコ。
ニュームネコ「ムネコのテーマ歌いまーす!むむむむむむむむむねこ~♪みみみみみみみみみだら~♪」
ムネコ「私のムネコが~!!私は誰?名前も性別もない、空っぽ。私はお風呂に入りたかったのよ…私は…」
誰でもなくなってしまったムネコは、会場の外に出て、野外でシャワーを浴びる。
ニュームネコ「ムネコは男を食いまくり、巨大化しました。ギャース!男を求め、町を壊し、火を噴き、世界を破壊!」
山田「ムネコさん!中学で一緒だった山田だよ!覚えてる?これのおかげでここに辿り着いたんだ。これ君のだろ?」
山田が持っていたのは、あの二つの玉だった。
ニュームネコ「フシュー・・・シュー・・・」怪獣ムネコの本性が現れ始めた。
山田「あれ?違う!君はムネコさんじゃない!だって君、玉ついてるもん。あれ?貴女は…貴女がムネコさん?」
ムネコ「私は誰でもありません」
ニュームネコ「グズグズしてるとムネコあんたを食っちゃうよ!」
山田「来るな~!おまえなんか!四つ玉金太郎にしてやる!」
ニュームネコ「やだ~!!四つになっちゃった~!!」(去る)
二人きりになった、ムネコと山田。
ムネコが瓶を吸っていると、山田も「それ、僕もよくやるんです。」と、予想外の一致。
ムネコの特殊な趣味や癖が、全て山田と同じであることが発覚していく。興奮して二人で屈伸。
やっとお互いを解り合える「運命の人」に出会うことができ、はしゃぐ二人。
山田「こんなことってあるんだね!」
ムネコ「あるんだよー!!」最高のハッピーエンドで完。

ムネコのテーマソングが頭から離れないんだ・・・
まことさん、めちゃくちゃ楽しそうだったな(笑)稽古4日であそこまでできるなんて、流石ですね。
永野さんが野外でシャワーを浴びだした時は本当にビックリした。
客席の横のカーテンを開けたら、窓の外にいるんだもん!これはこの会場でしかできない。
ハッピーエンドでよかった!すごく気分爽快。

永野さんは素晴らしい女優になり、まことさんは最強の怪獣になりました\(^o^)/
酒井さんは歌舞伎に目覚め、本多さんは人類の枠を突破しました\(^o^)/
啓さんの発想力とセンスが爆発し、上田さんは新境地を開拓し、とんでもない化学反応が起きました\(^o^)/
立誠小学校に、新たな伝説が誕生しました。
結論。みんな、ものすごく光ってたよ!!またやってほしいです。加藤啓アワー。
時間があったら、もっとらくがきしたいな・・・


コメント

  1. がっちゃん | URL | -

    なんだ、この完璧なレポは!!!
    全部が思い出されて、母親がいるにも関わらず大爆笑しちゃった(^^)
    これからこの作品を思い出したくなったら、このブログを読むことにするよ。
    全部のシーンが好きだし、出てる人みんなが好き♪
    こんな作品、一生にうちに出会えるか出会えないかだわ、ほんとに。

    ほんとみんな光ってたね、加藤啓アワー!
    永野さんは絶対今後女優にしか見えなくなると思う^^
    本多さんの降り切れた120%の演技は忘れられないはず。
    酒井さんがあんなにたくさんしゃべってるの初めて観た笑☆
    啓さん、また作品書いてほしい!絶対観に行く!
    まことさん、あのムネコのテーマがいまだに頭から離れないわ♪
    ほんとにまたやってほしいね、加藤啓アワー(^_-)-☆

  2. ざわざわ | URL | -

    >がっちゃん

    みんな光りすぎだよ!!
    目 が 潰 れ る よ !!(by啓さん)

    確かに、あんなに喋ってる酒井さんは初めてかも・・・いろんな意味でレアだったね。
    酒井さんにやたらと厳しい上田さん・・・(笑)

    啓さんもまことさんも中学生のころから尊敬してる役者さんだから、今回の公演は本当に天国だった\(^o^)/
    啓さんはもっと評価されるべきだと思うんだ・・・!

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