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ヨーロッパ企画の京都ニューシネマ vol.2

2012年09月25日 03:45

またもや行ってきましたよ京都。
アレを見逃すわけにはいかないですからね。

会場近くのカフェで友達と話してたら、いつの間にか近くに上田先生が座って作業していらっしゃったw
上田先生はエスパーさんでっせ…テレポート使ったとしか思えないもんね!!

レポはネタばれ全開なので、「いつか実際に見るまで内容知りたくない!」という人はご注意ください。
DVD化してたり上映機会の多そうな作品については、いろいろ省略気味です。

京都ニューシネマ レポート
一日目
<諏訪雅監督新作上映会>
司会=土佐さん、過去作品解説=上田さん、ゲスト=しまおまほさん
今回のイベントは「新作上映会」ですが、過去の作品もたくさん流してくれました。

・影人間
3次元化してどんどん増えていく影。影達との愉快な生活、そして突然のお別れ。

・ロック
「ロケ」を「ロック(ROCK)」にすべく、マッチ棒クイズに熱中するが…

・魔法使いVSカンフーの達人
魔法使い(玉田)がカンフーの達人(石田)の着ているTシャツを気に入り、魔法で略奪。争う二人。
※ビデオカメラ買ってはしゃいでた頃の作品。
「見た目的に、配役逆でしたね…どう見ても大男な玉田さんの方がカンフーの達人!」
「アンパーンチとか言い始めた時は、ゾッとしましたw」
「空中浮遊が失敗して<今のは失敗だ>っていうのはアドリブです」

・上田君ありがとう
諏訪さんがルマンドを食べていると、中から「暗号を隠した」という紙切れが。次々にいろんな場所から一文字ずつ紙切れが出てきて、全部並べると「ありがとう上田君」に。最後に「いえいえ」と謙遜する上田さんの映像。
※初期のヨーロッパ企画では、いつも一人で脚本を頑張ってる上田さんに、役者たちが「ありがとうビデオ」を作るという習慣があった。最初は上田さんも感動していたが、何だかだんだんカオスでグダグダな方向になっていった頃の作品。上田「<いえいえだけ喋って>と言われて撮影に付き合ったらこんなことになってました」

・友達
諏訪「ビールとって」石田「え?」諏訪「おまえの方が冷蔵庫近いやん」石田「自分で取ったらいいじゃん」諏訪「今、本読んでるんやけど」石田「俺だって読んでるし」暫く争って去る石田。不満な諏訪。不意に、冷蔵庫の中から謎の男がビールを持って出現「飲みなよ」

・酔拳3
何者かに襲われて瀕死の師範(石田)。仇打ちに行く弟子(永野)。仇である酒井と、路上(車道)で死闘を繰り広げる。飲んで酔拳使って最後に「これもアリだ」と酒瓶で敵の頭をぶん殴って勝利。エンディングはNG集で、師範役も酒井役も諏訪さんになっちゃってるNG。
※ジャッキーの「酔拳」、「酔拳2」に続くものを勝手に作ろうという試み。
永野さんが泣くシーンでなかなか泣けず、かなりの長回しに。ものすごい顔で「師範師範」言って必死に泣こうとしてる永野さんw石田さん笑っちゃってるし、顔にベタベタ触られて付けヒゲ取れちゃってるし、もう気絶したはずなのについつい喋っちゃってるしw
酔拳の稽古風景も、いちいち面白い(柱で練習したり、椅子を使ったり、浮遊するティッシュをキャッチしたり)
酒瓶は飴で作ったものなので、殴った後食べて「甘い」とか言っちゃってる。
たまの「猫をならべて」がBGMのエンディングも、ものすごい脱力感。
個人的に、隠れた傑作だと思います。この日上映した中で一番好き!!

・オセロ道
二人の男の熱戦を、臨場感&緊張感たっぷりにスピーディ-な映像で魅せる。

・ドラゴン
「飛べ!ドラゴン」という作品を上演する劇団。リーダー諏訪と主演石田にドラゴンを作るよう命令され、小道具の永野たちが悪戦苦闘し、上演ギリギリでしょぼーいドラゴンが完成。クライマックス、熱演の石田が、明らかに人が乗れるはずのないサイズ・材質のドラゴンに飛び乗って派手に転倒。あーあ・・・

・別のUFO(新作)
主人公(西垣)には、いつも有り得ない事象ばかりが起こっていた(気がついたら森で寝ていて、枕が降ってきたり)。ある日、UFOにさらわれて頭にチップを埋められる。チップは、どう見ても絆創膏ですぐに剥がれる「人工皮膚」でくっつけてあり、風呂に入って粘着力が弱まるとまたすぐにさらわれて張り替えられる。ことあるごとに何度もさらわれ、別のUFOにもさらわれたり。テスト期間終了まで待ってもらって、その後、記憶消去薬を飲まされるが、数が足りなくて記憶は消えず。何度もさらわれていたため、彼女から「浮気じゃないの」と疑われて、実際に宇宙人二人とUFOを見せることに。4人は仲良くなり、いろんなパーティーを楽しむ(鍋、流しソーメン、チェキ、ジェンガ、誕生日、けん玉など)。「ところで何しに来たの?地球侵略しに来たの?」という質問に「そうだ。ずっと先の話だけど」と答える宇宙人達。せっかく仲良くなれた4人だが、結局記憶は消さなければいけない。別のUFOから調達した薬を大量に飲まされ、記憶を消された主人公&彼女は見知らぬ場所で目を覚ます。「何ここ」「わかんない。でもいつも有り得ないことばかり起こるんだ。森で目覚めて、枕か降ってきたり」そう言うと、空からけん玉やジェンガなどが降ってくる。「ほらね」笑顔で帰っていく二人。そしてまた別のUFOが…

諏訪さんの作品は、ほんわかするなあ。いろんなとこから可愛さが滲み出てる。
「影人間」の人文字、「ロック」のマッチ棒文字、「上田君ありがとう」の一文字ずつ出てくるメモなどから、「文字作る系が好きなんですね」ということも発覚(笑)


二日目
<永野宗典監督新作上映会>
司会=中川さん、ゲスト=三木孝浩監督

「革命を起こす!!」とか言ってチラシを破く永野さん。「なんか全部前回と同じこと言ってる」と突っ込む中川さん。

・悲しみは地下鉄で
ある日、謎の撮影クルーにつきまとわれるようになった。彼らは何を撮っているのか。そしてその正体は…
※「どないなもんじゃい」という戦闘態勢で来たらしい三木監督だったが、予想以上の作品だったので、素直に褒めまくることに。「1発目でハードル上がってる!」
四畳半の壁に映像が映し出されるシーンは、実は滋賀の20畳くらいある撮影所の隅で撮ったとか。
カット数が多く、様々な観光地でロケしてるのに数秒間しか使わず、しかも永野さんのアップばかり映してるという贅沢な使い方(笑)

・「告白」PV(三木監督作品)
船越さん主演の、甘酸っぱい恋の思い出の物語。

・黄金
黄金を手に入れるべく、頂上を目指して黄金の山を登っていく挑戦者たち。家族のために登る者、夢を叶える資金のために登る者…しかし、自分は一体何のために登ってるのか?友人たちとノリで応募し、結局友人たちは当日参加せず、ただただノリで一人参加することになった主人公。よく見ると「これは黄金じゃない、泥だ」しかし、次第にクライマーズハイ状態になり、黄金登りはグズグズした自分へのレジスタンスに変わって行った。そんな中、他の誰かが先に頂上へついてしまった。それでもただただ登り続け、頂上へ着くと、向こう側へ本物の黄金が現れた。でも黄金なんかどうでもいい。「あんな輝きなんて嘘だ。俺はドロドロに光ってやる!!」そして、助走をつけて向こう側へ飛び込み…

・監督くん
評論家たちの集まる試写室で、新作映画を流した監督。「何を伝えたかったの?」「主軸が明確じゃないなあ」愛する作品をボロクソに言われ、「くだらない世界を捨てて愛する作品の世界で生きる!」とスクリーンの中へ飛び込む監督。愛するスタッフたちに囲まれ、女優のブリジットと再会し、二人は付き合い始める。彼女の我儘を聞いて作品のリメイクを決意するが、主演役者そっちのけで彼女を撮っているうちに、皆いなくなってしまった。彼女まで去ってしまい、一人で皆を探してるうちに、監督は見てはいけないものを見てしまう。町も何もかもハリボテの作りもので、自分も何者かに操られて撮影されている人形だった。脚本には「孤独の果てに、監督は自殺」と書かれてある。監督は、自分を撮影している男にペンを突き刺し、画面は真っ暗に。「ざまあみろ」しかし、シナリオに命は宿らず、所詮泥人形の自分に命は宿らない。「誰か俺の代わりに涙を流してくれないか。それで私の役目は終わる」そして、銃声が鳴り響く。
※三木監督「ものすごい、リビドーぶつけまくってる感じがしますねw」

・ロック
ホームレスの男が、ある日、もう一人の自分と出会う。二人で音楽活動を再開するが、もう一人の自分に裏切られ…

・SFボーイ
新政府の政策で、監視されるようになった世界。男は一人、SFを用いて抵抗を試みるが…
※三木監督「なんかちょっと永野さんのことが心配になっちゃいますねw」

・遠雷ファーラウェイ
今日も誰かが代わりに不幸になって、自分は不幸とは遠い所にいる。幸せそうなカップル(永野・望月)は映画を見ている。「不幸を見る機会は映画の中くらいだ。あ、これも映画か。でも今は幸せでいたい!」<これは、幸せのみを切り取った作品である>幸せなカップルだったが、些細なことがきっかけで女が不機嫌になり、無言状態に。男と別れようとして別の男(土佐)に走る女。別の男には家族がいて女は振られる。「家族、これが本当の幸せ」だが、幸せな一家に借金取り(中川)がやってくる。借金取りは「本当はこんなことしたくない。借金作る方も駄目だけど、借金作る奴に依存せざるをえない自分もどうなんだろな…」なんて川辺で呟いてるうちに、こっそり財布を盗まれる。財布を盗んだ男は、予想以上の大金に戸惑いつつ、久々に母と再会し、金を渡そうとするが断られる。アパートの大家をしている母は、ゲームばっかりしてる若い住人(城之内)に「たまにお母さんに会いに行ってあげな」などと言うが、青年はゲームに夢中。青年がふらっと自販機に飲物を買いに行くと、雨が…。再会するカップル。結局金を返しに行く泥棒。何か起きそうで、何も変わらない。「今日も無事だった」
※次々に主人公が交代していき、何か不幸が起きそうで結局何も起こらない、今までの永野作品とは違うテイストの新作。
永野さんが熱心に演技指導した結果、皆が何となく永野さんっぽく見えてくるという(笑)
「SFボーイを撮った頃は悩んでたけど、作品のことで悩んでる自分は実は幸せなんじゃないかということに気付いた。先日フェスで雷が落ちて一人だけなくなった事故があって、そのニュースがきっかけで、どこかで不幸になってる人がいるけど、雷とは遠くにいる自分たち…みたいのが撮りたくなった」
三木監督「永野さんの作品は、もっといろんなとこで上映してもいいと思う。演劇畑ならではの良さもあって、そこも大事にしていってほしい。」

今回の新作をきっかけに、今後の永野作品がどう変化していくのか…目が離せませんね。

※長くなったので後半は次の記事に。


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